それぞれの3.11 2023年3月11日案内文の記録
いろんな思いが交叉する日。
ここ数年、この日はこのようにして過ごしてきたように、
今年の3月11日も、「それぞれの3.11」を開きます。
昨年同様、「ごちゃスタジオ」で開きます。
昨年参加していた若菜さんと真結さんの「今年もここで集まれるといいな、、、」という言葉に後押しされ、ちょうどその場にいた木原さん(お坊さん)に「お経か声明か何か唱えてもらえます?」と投げかけてみたところ、即座に「いいですね」とうなづいてくれました。
そんな流れから、はい、今年もごちゃスタジオでやることにいたします。
* * * * * * *
「特別なこと」をするわけではないけれど
少し普段と違う時空間の中で、起こったこと、起こってきたこと、
ふりかえったり感じたり。
他の人の物語に耳を傾けたり、伝わってくるものを感じたり。
わたし自身、12年たってどんな言葉がでてくるのか今まだわかりませんが、
場をともにすることになった人たちとその日の流れで決めていければいいと思っています。
「ごちゃスタジオ」に来れらたことのある方はご存知のとおり、
色鉛筆とか墨汁とかろうそくとか音がでるものとか、いろいろあったりする場所なので、
東日本大震災や原発事故についての本もあったり記録もあったりしたりする場所なので、
その時の流れで何かをしたためてみたり、音にふれてみたり、読んでみたり見てみたり、、、
そんなこともあるかもしれません。
そして程よいタイミングで木原さんと一緒に声明を唱える時間を持てることだろうと思っています。
場所: ごちゃスタジオ(共創ラボ) 昨年と同じ。この企画の世話人の谷口起代の住まいの一角。
日時: 3月11日 13時くらいから夕方までの間
時間と流れ:
・世話人のわたしは、13時頃には ごちゃスタジオにいます。
・その日は夕方まで「ぞれぞれの3.11」のための時間として過ごしています。
・来てくれた人、ご連絡いれてくれた人と一緒にすごします。
・その後、参加された人と一緒に、温かいものでも食べようと思います。
参加費はありません。ただ夕方ご飯をご一緒するかたは、割り勘で。
参加方法:世話人の谷口までご連絡を メールはこちらへ
〈企画によせて〉
「それぞれの...」をはじめた当初、
この日が形式的に慰霊をする日になっていくことや、
震災についてを「学ぶ」という教育的な匂いの日になっていきそうなこと、
それから○○の人のための日というふうに限定的に捉えられていくさまに
(みんなそれぞれに当事者なのに!)という反感があったりと、
力んでいたなと思います。
今は、そんな力みはなくなりました。
ただ、ほんとに、それぞれに3月11日があったのだから、それぞれがそれぞれに思うところを大事にしていられる日でありますようにということだけ願っています。
そんな中で、わたしは、やはり、
この日くらいはせめて普段と違う時間を過ごしたいという方がいたら、
わたしもそうだから、と一緒に過ごしたい。
そして過ごし方のあてがない方がいたのなら、どうぞご一緒にって声をかけられる場を開きつづていたい。
そんなわけで、
今年も、それぞれに3月11日があるんだよねということを
大事にしたい人と一緒にすごせたらと思います。
谷口起代
2011年の夏の終わり。
一人車を走らせ石巻、鮎川浜へ。金華山を望む。
ススキがたくさん何かを話しかけていた。。。
あれから12年
2011年の夏の終わり。
閖上での花火大会で。
この言葉が書かれた経緯を聞いた後
撮らせてもらった一枚
昨年から「それぞれの3.11のための集い」を開催してる ごちゃスタジオの「ここくらスペース」
今年の3月11日も それぞれの3月11日に思いをよせて過ごすことにいたします。
よろしかったら どうぞ いらしてください。
2012年度の「円居の場」から 数年を経て、
2020年「それぞれの3月11日へ」までの記録
2021年の永正寺での「それぞれの3月11日」